今回は地模様のあるシルク素材です。和服のテクスチャを作る時にこの方法を使います。
イラストレーターのスウォッチの色の変え方はここにあります。

1)今回はカラーテクスチャから作ってみます。
イラストレーターのスウォッチで作ったパターンを、アルファチャンネル1にコピー&ペーストします。

2)背景を任意の色のグラデーションで斜めに塗りつぶします。無地でもかまいませんので、1色で塗りつぶしてもかまいません。ここでは白から薄いグレーのグラデーションをかけています。
その上に新規レイヤーを作り、先ほどのアルファチャンネル1を読み込み、背景とは違う角度のグラデーションで塗りつぶします。

3)選択を解除し、さらに新規レイヤーを作り、エアブラシツールでところどころをクリックし、光沢を作ります。

4)光沢を描いたレイヤーにガウスぼかしフィルタをかけます。なじむ(10pixel)程度でいいです。あまり強くかけると、光沢がなくなってしまいます。

5)さらに光沢用のレイヤーにノイズを加えるフィルタを20%くらいでかけます。分布は均等でもガウスでもかまいません。これでカラーテクスチャは完成です。

6)同じ柄のバンプマップを作ります。新規レイヤーを作り、白で塗りつぶし、ノイズを加えるフィルタをグレースケール、ガウス分布で少なめにかけます。

7)新規レイヤーを作り、アルファチャンネル1を読み込み、白で塗りつぶします。選択を解除し、ノイズを加えるフィルタを今度は多めにかけて柄の雰囲気をだします。

これが出来上がったカラーテクスチャとバンプマップです。

Poserのマテリアルルームでカラーテクスチャとバンプマップを当てます。このとき、鏡面色に白を入れると、レンダリングした際に光沢がでます。

ジェシーさんのドレスに使ってみました。ライティングでも感じはかわります。

今回はカラーテクスチャとバンプマップが同じ柄でしたが、着物などの場合は、違う柄にした方が雰囲気がでて、いいと思います。
また、布の光沢はビニールや金属とは違い、シルクでもサテンでも織り目がありますので、少々ざらついた光沢の方が雰囲気が出ると思います。

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