アルファチャンネルについて少し書きます。
衣装用のテクスチャでパターンの柄を使用するとき、フォトショップで作ってもいいのですが、結構手間がかかるので、私はイラストレーターで作ります。今回はイラストレーター用の素材集から源氏車を使ってみました。

1)まず、イラストレーターで白黒のパターンを作り、それをフォトショップのアルファチャンネル1(新規に作成したチャンネル)にコピー&ペーストします。

2)最初にバンプマップを作りますので、ベース(ノイズぼかしフィルタをかけただけ)を作っている
上に新規レイヤーを作りそこにアルファチャンネルを選択範囲として読み込みます。

3)選択範囲が表示されたら白から透明へのグラデーションをかけます。

4)上から下にかけて源氏車の模様ができました。

テクスチャを作る場合、バンプ用のテクスチャとカラーのテクスチャを同じデザインにすることが多いので、そのまま同じファイルでレイヤーを増やしながら作っていくことが多いです。

5)カラーテクスチャも同じようにアルファチャンネルを読み込み、黒から赤へのグラデーションを斜め45度でかけました。下地は-45度の角度のグラデーションです。角度を変えることによって柄が引き立ちます。左がカラーテクスチャ、右がパンプマップです。

6)Poserで基本図形の平面にカラーテクスチャとバンプをあて、レンダリングしてみました。

アルファチャンネルを使う最大のメリットは、フィルタが使えることです。柄のエッジをぼかしたいときなどは、アルファチャンネルの画像にそのままぼかしフィルタをかけて使うことができますので、さまざまな効果を作り出すことができます。

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