回転にリミッターを組み込んでみます。


1)まず、Poserで可動範囲を設定します。上限、下限ともに50度にしています。そして、屈伸を-40にした状態でライブラリに保存します。


2)3パターンのファイルを作ってみました。
「actor パーツ名」の中のchannels内に移動や回転の記述があります。その中のx回転を見ています。
左は可動制限がないもの。真ん中は屈伸(-40度)したままのもの。右は可動制限に数値を入れて屈伸(-40度)したもの。「k 0 0」という箇所がパラメータダイアルに表示される数値です。
cr2内の数値が違うと思います。しかし、この状態ではリミッターはどれも機能しません。


3)回転の記述の中に「forceLimits 0」という記述があります。これがリミッターのオンオフになります。

入れる数値は3つです。

0: これはリミッターが機能しません。ここが0になっているといくら数値をいれても機能しないのです。
1: リミッターが機能します。モジュールに対してPoserが再定義をするらしいのですが、よくわかりません・・・
4: リミッターが機能します。minとmaxの数値で機能します。

とりあえず、DazのAikoとHiroが4だったので4を使っています(笑)


すべてのパーツの回転にリミッターを組み込むならば、各パーツに3つずつ(x、y、z)ある記述を変える必要があります。
テキストエディタでまとめて書き換えてもいいのですが、移動や拡大縮小にもこの記述はありますので、ほかのパラメータに影響がでます。もし、一気に書き換えるならば、ボディと一番親の階層(アリだと胸部、人や動物だと腰)の部分のリミッター設定だけは0に書き換えないと、使い勝手が悪くなります。


あとはPoser上でポージングをしながら、破綻しない可動領域を探して地味に数値を入れていきます。


戻る