祈りを越えて (♪ 135)

あの山を登りつめ 向こうへ下れば
 違う道 歩いてる人がいるという
僕たちは満たされた わけじゃないけど
 この土地は喜びを 悲しみが包む

母親が子供抱いて 乾ききった道をたどって
 いくつかの夢も いだきながら
次の停車場は まだ遠いけど
 さびた線路は
物いわずたどり着くのを今 待ちわびてる

夕やけはまどろんだ頬を 染めてく
せせらぎは淀みなく 風薫る中で

傷ついた心 いやす場所を求め ここに来たけど
 ちっぽけな 痛みと感じたよ

誰も聞えない ふりをするけど
 心はわかる
朝焼けを 同じようには何故あおげないの

太陽の下で濡れている人 現実(いま)を生きてる
底知れぬ力をこめて ただ祈りながら

次の停車場は まだ遠いけど
 さびた線路は
物いわずたどり着くのを今 待ちわびてる

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